少女
* * *
少女は大人に憧れて
お父さんの大きな靴を履いた
知らない感覚
少女は嬉しがってパカパカと踊りまわった
その姿は私の心を浄化した
ー でもね
大人になるって
そんなキラキラしたもんぢゃないのよ
ボロボロの靴下を履いて
見かけだけはピカピカの革靴を履いて
もっともらしそうに立ち振る舞うの ー
私は心の中でそう呟いた
パカパカ♪
パカパカ♪
...ねえ
そんな綺麗な目をこっちに向けないで
また許されない夢を見てしまうの...
そんな私を誘うように
少女は踊り続けた
キラキラした彼女から
目を背けたくなったのが事実
“汚れた”自分を恥じた
ただ『幸せ』になりたかったはず
なのに不幸せを選んだのは自分
彼女は今
何を見ているんだろう。。
知りたい
私も
私も
* * *
一緒に
踊ってもいい?
* * *
少女は笑ってみせた
ありがとう
まだ慣れないステップ
乱れる鼓動
ー お姉ちゃん、
恥ずかしがっちゃダメよ。ー
はっ!とした。
未だに昨日一生懸命磨いた靴に
傷がつかないようにと
不自然なステップ
これぢゃダメだ、、
昨日磨いた靴は捨てて
今日新調した靴下を履いて
そう
“光”の方へまっすぐと
そこが明日か
もっと遠い未来か...
そんなことどうでもよくなるほど
ただ今日の
最上級の『愛』を見つめて...
* * *
靴下は毎日履き替えましょう!w
『生きる』 さんでした(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
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